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君が代が聴きたい(続)
佐藤琢磨とホンダF1の戦いを追って



SUPER GT  M?TEC 無念のポイント剥奪、監督は解任


 先日、宮城県・スポーツランド菅生にて行なわれたスーパーGT選手権では、レース終了後に公式通知が出され、M-TECチーム監督の熊倉淳一氏が働いた暴力行為について、罰金30万円、当該大会でのポイント剥奪などの処分が下された。
 本HPでは、この件について、各関係者に取材を敢行。現場でどのような事実があり、どのような経緯で今回の裁定が下されたのか、また今後この件に関して、どのようなことが検討されるのかなどの情報を集めた。





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 まず最初に、今回の処分に関しては、7月24日(日)午後8時35分に、公式通知?25という形で発表されている。その内容は、下記の通りだ。


公式通知?25
SUPER GTエントラント宛
1)裁定書
 標題クラス、ゼッケン0番のチーム監督による競技役員に対する暴力行為に対し、大会審査委員会は両当事者に事情聴取の上、審議の結果下記の裁定を下した。
     記
  1.クラス   :SUPER GT
    車輌番号  :0番
    エントラント:株式会社M-TEC
    チーム監督 :熊倉淳一
    裁定結果  1.罰金30万円
          2.本大会の取得シリーズポイントを抹消する
          3.別途本件の重大性に鑑みJAFJAF及びGTAに本件内容を報告ししかるべき処置を要請するものとする但し、罰金は48時間以内にJAFモータースポーツ局に納付すること

裁定時間 20:30



 ここにある「暴力行為」が起こったのは、スタートから11周目に最終コーナーでの接触・炎上事故が発生し、レースが赤旗中断となっている間のこと。事故が起こった時、ちょうどカーナンバー0のM-TEC NSXは、スローパンクチャーを起こしたためピットインし、ピットロードを自チームに向けて走行している最中だった。その間に、最終コーナーで上がった火の手を見るため、複数のピットオフィシャルがピットロードを横断し、その中の1名が全くM-TECのマシンに気づかず、自ら激突。M-TECのマシンはリヤウイングを脱落させられている。このリヤウイングを別のオフィシャルがM-TECのピットに届けた所、自チームのマシンを破壊されたことに対して激昂していた熊倉監督が、マシンにぶつかったオフィシャルだと勘違いし、ウイングを届けたオフィシャルの頭部を拳で殴ったというものだ。

 この件に関して、レース後、審査委員会では事情聴取と裁定についての審議が行なわれたが、その内容について、鈴木修二審査委員長は取材に答え、下記のように語った。
「マシンにぶつかったオフィシャルは、打撲や擦り傷ができており、また頭部も少し打っているということで、医務室に行きました。その間に、別のオフィシャルが12番ピットからM-TECの使用している2番ピットにウイングを届けに行った所、拳骨で頭を殴られた。それを暴力行為として事情聴取しました。その結果、被害者となったオフィシャルと熊倉監督の両者も顔を合わせ、お互いに事情を飲み込み、和解して握手しています。ここで本人同士の話は終っているのですが、審査委員会としてはこのような暴力事件は長らくなかったということで、今回の裁定を下しました。協議の中では、出場停止にするべきなのではないか、あるいはエントラントライセンスの剥奪が妥当なのではないかという話も出ましたが、本人同士が和解していることもあり、今回は公式通知にあるような裁定になったということです」

 この裁定結果で気になるのは、『3.別途本件の重大性に鑑みJAF及びGTAに本件内容を報告ししかるべき処置を要請するものとする』という点だ。
 これについては、今後どのような手順でどのような話し合いが持たれるのか。まずGTAは以下のように答える。
「GTAとしては、8月の中旬に理事会が予定されています。今回の件は、GTA会員の起したことであるので、組織としてこの件をどう扱うかということを、その席上で話し合うことになると思います」

 一方、JAFについては、どうなのか。JAFモータースポーツ局・広報担当の原島氏に今後の流れについて、話を伺った。
「通常、大会終了後2週間以内に、競技会審査委員会報告書というものが提出されます。その中でどのように書かれているかにもよりますが、その報告書に検討依頼が書かれていれば、その取り扱いをレース部会に諮ります。レースのことはレース部会で見てもらうという専門部会規定があるので。そして、レース部会が重要な事件だと判断し、モータースポーツ審査委員会で検討してもらうべきだという答申があれば、モータースポーツ審査委員会にかけられるという手続きになります。ですから今の段階では、必ずモータースポーツ審査委員会にこの件が上げられるとは言えません。それぞれの立場からの証言や検討結果によると思われます」
 ちなみに、年間6回定例会議として予定されている次回のレース部会が開かれるのは、9月22日。今回の報告書の内容によっては、山梨一成レース部会長によって臨時部会が召集されるか、あるいは書面審理にかけられるのではないかと言うことだ。また、その結果モータースポーツ審査委員会にかけられることになれば、オフィシャル側、M-TEC側双方が、再度事情聴取のため、JAFに呼ばれることになる。

 以上のような出来事なのだが、M-TEC以外のチーム関係者からは、多くの同情の声が上がっている。
「手を出してしまったことはいけないと思うし、それに対して罰則が適用されるのは仕方がない。しかし、どのエントラントでも不注意なオフィシャルのせいでマシンを壊されたら腹も立つし、手を出したくなる気持ちも分かる。自分も当事者になったら、同じことをしなかったとは言い切れない」、あるいは「あの火災があった時、どのチームのメカニックもサインガードに行こうとはしていない。セーフティーカーが入るかも知れないという事態に備えて、タイヤの準備などをしている。それに対して、ピットのオフィシャルは何人もサインガードに走って行っているが、彼らが自分の持ち場を放棄してそこへ行ってどうなるのか。あれでは火事場の野次馬と変わらないし、ピットロードとはいつクルマが入ってきてもおかしくない場所。全くクルマを見ていないオフィシャルが、自分からクルマにぶつかって、クルマを壊すなんて前代未聞だし、ありえない」、また予選での一件なども含めて、「レギュレーションも理解していないオフィシャルに、あんな運営をされるなら、もうあそこではレースをしたくない」という関係者も多数だ。彼らの中には、「熊倉氏が暴力行為で罰金を科せられるのは仕方がないが、それとは別にクルマを壊したオフィシャルに対して、M-TECは修理代も請求するべきだ」という声まであった。

 では、このオフィシャルに対して、今回のオーガナイザー・奥州VICICの役員でもある中村靖比古競技長は、どのような処遇を考えているのだろうか。
「今日、私どものクラブとして役員会議を開きます。そこにはピット、グリッドの責任者も参加しますが、その中でクラブとして何らかの処置をすることになると思います。処罰に関する規定というものはクラブ内には特にありません。こういうことは前例がないので。今までも、レスキューがクルマを動かす際に、引き方が悪くて破損箇所があり、そのことについて謝ったというケースはあるんですけどね。だからといって今回の件を勘弁してくださいというつもりはないので、クラブ内でどうするか検討したいと思います。私個人としては、当事者であるオフィシャルには、何レースか活動を慎ませるのが妥当かと思っていますが。ただ、彼もレース直後に『申し訳ないことをした』と私と熊倉さんの前で、謝ってくれました。そういう気持ちを持ってくれていますし、私どもとしても大切なクラブ員なので、今後も彼のことは大事にしたいと思っています。レベルが低いという声に関しては、謙虚に受け止めたいですね。現場の全員に対して、私が直接指導するのは難しいので、今後、各担当責任者のミーティングで指示をして、下の人間にも指導してもらい、レギュレーションなどもよりキチンと憶えてもらえるようにして行きたいと思っています。行き届かなかったことに関しては反省し、口が酸っぱくなるまで繰り返し言い続けるよう、努力します。レースはお互いの信頼関係で成り立っているスポーツなので、もし信頼を失っているのであれば、それを回復できるようにしたいと思います」

 なお、今回の裁定を重視したM-TECは、7月25日付けで、熊倉氏をチーム監督から解任し、ホームページ上にお詫びの言葉を掲載している。
 事情はどうあれ、暴力行為に及んだという事実について、きっちりと責任を取っている。
 今後、JAFあるいはGTAで、どのような審議がなされるのか。



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