 木曜日、脱税の疑いで公判中だった本田博俊氏(64)に無罪判決が言い渡された。
『無限』の社長を務める本田氏は元監査役と共謀し、約28億3000万円の所得隠しを行ったとされていたが、裁判所は事実関係が疑わしいとして無罪判決を下している。

 さいたま地裁の下山保男裁判長は、「共謀を認めるには、合理的疑問が残る」と判断。しかし、本田社長には無罪判決が出たが、下山裁判長は無限に対し、2億4000万円の支払いを命じている。
また、下川裁判長は、主犯と見られていた元監査役の広川則男被告に対し、23日(火)、懲役3年(求刑懲役4年)の判決を言い渡している。広川被告は2000年10月までの3年間、無限の子会社との間で取引があったように見せかけ、会社の所得を隠し、法人税を脱税したとして、法人税法違反の罪に問われていた。
検察側は、本田氏が広川被告の行動を把握していたと指摘したが、本田氏本人がそれを否定。広川被告の術中にはまり、だまされて署名した自分は被害者なのだと主張した。2003年の本田氏、広川被告の逮捕後、無限は別会社に経営を委ねている。
 無限は、ホンダのモータースポーツ部門の重要なカギとして1973年に創立され、社長に就任したのが本田氏。彼は本田技研工業の創設者、故本田宗一郎氏の長男だ。 無限は『リジェ』と共に、リジェ無限としてモータースポーツ界に参戦。2000年にホンダのF1復帰決定を受けて撤退するまで、無限が供給したエンジンはF1で4度の優勝を誇る。
無限は、さまざまなレースのマシンやエンジンをプロデュースしており、特にフォーミュラ・ニッポン・シリーズにはホンダとタイアップして参加している。
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